物は必ず劣化します。私達の身の回りには様々な物がありますが、例外なく劣化してくと考えたほうがよろしいでしょう。
その中には、電気配線やケーブルも含まれます。ケーブルの中には電線が入っており、その中には導体(銅線など)が入っています。ケーブルは絶縁体によって内部の導体を覆っているため、周囲に電気が流れることが無いのです。しかし最初に述べましたように、やはりケーブルも劣化してしまいます。
ケーブルの耐用年数は、およそ20~30年と言われています。この年数が経ったものは絶縁体が破れ、漏電しやすくなりますので要注意です。
しかし、必ずしもこの年数が経っていなければ安全というわけではありません。そのケーブルの置かれた環境によっては、耐用年数を迎える前に漏電してしまう事があります。
例えば、過電圧や過電流が頻繁に発生しますと、その際に生じる熱によって劣化が早まってしまいます。また、風雨に晒されたり、直射日光に当たったり、害虫や害獣に食害されたりすることもあるのです。
漏電は電気機器から発生する事もあれば、ケーブルのどこかから発生していることもあります。しかしそれを特定することは素人の方ではこんなんですので、その特定と修理に関しては、漏電修理のプロに任せるようにしてください。