冬場は、お部屋の窓に結露がついている事がよくあります。こういった部屋は湿度が高い状態にありますので、窓だけでなく、家具や電気製品などあらゆるものが湿気に包まれてしまっている状態です。窓際が一番分かりやすいので、結露除去シートなどを使用しているお宅も多いかもしれません。こういった湿気が、漏電を引き起こす可能性があります。お部屋には様々な電気製品があり、コードでコンセントにつながっていますが、特にテレビなどはこれが挿しっぱなしになっているのが通常ではないでしょうか。そして、テレビ台の周りは掃除が行き届かなくてホコリがたまりがちです。このホコリが湿気を吸って、電流が流れる事があります。これが漏電が起きている状態です。さらに、DVDレコーダーなどもテレビのすぐそばに配置しますので、コンセントがタコ足配線になりがちです。タコ足配線は断続的に過熱状態となるので危険なのですが、さらに電流が流れて火花が散ってしまうトラッキング現象が起きてしまう恐れがあるのです。これが原因となった火災も、実際に多発して大きな被害が出ています。漏電は、水を使用する洗濯機などでは感電防止などの対策をしていますが、その他の場所では意識が薄れがちですよね。湿気の多くなる冬の屋内では、コンセント周りや、コードの絶縁体が剥がれている部分でも漏電の恐れがあります。普段抜き挿ししない家電製品のコードは、ホコリがたまらないように掃除をするなど注意が必要です。屋外などのコードでも、絶縁体の劣化による漏電が起こることがありますが、漏電修理は危険な作業です。すみやかに業者に依頼しましょう。