突然停電が起こったとき、原因が漏電の可能性があります。漏電による停電は、安全のためには必要なことですが、いつまでも停電したままという訳にはいきません。原因が漏電とわかったのであれば、何らかの対処が必要になるのです。もちろん停電の原因が漏電じゃない場合もありますが、それは、ブレーカーを見ることで確認することができます。まず、配電盤にはいくつもブレーカーがありますが、基本的には3種類に別れます。1番大きなものが電力会社設置のブレーカーです。電力会社との契約に基づき設置されるものです。次に主幹ブレーカー、これは電力会社設置のブレーカー同様に独立して設置されていますが、すこし小型のものです。そこからさらに分岐ブレーカーがあります。分岐ブレーカーは、部屋ごとに別れたブレーカーのことです。漏電による停電の場合は、この中で主幹ブレーカーが落ちます。これは、例外もありますが主幹ブレーカーには漏電を検出する機能があり、漏電を検出すると安全のために電気を遮断するのです。ここで漏電した場所の特定ができます。まずは全ての分岐ブレーカーをOFFの状態にして、主幹ブレーカーをONにします。そのあと、分岐ブレーカーを1つずつONにします。この時漏電している分岐ブレーカーをONにした段階で、主幹ブレーカーがOFFになるのです。漏電している部分が判明したら、それ以外ブレーカーをONにすることで、停電から復旧できます。漏電箇所の修理については、業者に依頼しましょう。