電化製品などの電気を扱うものはコードで電気を流していますが、通常そのコードや充電をする部分は塩化ビニールなどの絶縁体で覆われています。そのために電気がコードや製品の外に出ることはないのですが、絶縁体に傷ができるなどによって電気が外に出てしまうことを漏電と言います。こうなると電流が本来の通り道を外れ、外に多く流れてしまいます。それに気付かずに触れてしまった場合、感電をしてしまいます。漏電の危険性は水のように目に見えるものではないところです。水が漏れた時には床が濡れるなどの目に見える影響が出ますが、漏電の場合は目に見えません。そのために漏電が起きた際には施設内であれば警報がなるようになっており、また漏電遮断器もあります。後者は漏電が発生した際に電気を切ってくれる安全装置です。どちらも送った電気と戻ってきた電気に差があった際に発動するもので、そのためにアース線を接続する必要がでてきます。もし漏電の警報が鳴ったり、漏電遮断が発生した場合は漏電が起きているので、すぐに業者に知らせましょう。自分で漏電を探そうにしても目に見えないものですし、感電の危険性があります。また電気の知識や資格がない状態で電気工事を行うことはできないので、発生した際にはすぐに解決をするために修理をしてくれる業者に依頼しましょう。