漏電ブレーカーは、漏電が起きた時直ちに電気を遮断して、漏電によって起きる恐れのある感電事故、火災事故を未然に防ぐための保安装置です。 しかし、もし漏電ブレーカーが故障していて、誤作動をしてしまうとどうなるでしょう。 漏電していないのに漏電ブレーカーが誤作動すれば、電化製品への電力供給がストップしますので、パソコンなどではデータの消失、冷蔵庫などでは温度維持ができなくなることによる被害が考えられます。まだ目の前で起これば対処できることかもしれませんが、旅行中など、家を留守にしている時に発生すると、帰ってきてから大変な事になります。 もちろん、漏電しているのに作動しないというトラブルが起きれば、重大な事故につながる恐れがあります。 そうならないためにも、漏電ブレーカーにはテストボタンというものが取り付けられています。テストボタンを押すと、漏電ブレーカーが漏電を検知したのと同じ状態になり、電気を遮断します。 このテストをすると、家が一瞬停電状態になるので、それでも問題ないように準備してから行なう必要があるようです。 また、万が一テストボタンを押しても作動しない時には、速やかに漏電修理のプロに依頼して、漏電ブレーカーの交換をしてもらうことをおすすめします。