漏電を放置していますと、感電や火災といった重大な事故の引き金になってしまう恐れがあります。それを防ぐため、漏電が発生した際には漏電ブレーカーが落ちて、家中の電気を停止させます。漏電の発生時には頼りになる漏電ブレーカーですが、その漏電ブレーカーが故障してしまうことがあります。そうなりますと漏電が発生していないのにブレーカーが落ちてしまったり、逆に漏電が発生してもブレーカーが落ちない恐れもあります。ブレーカーの寿命は約13年といわれています。その年数を迎えたブレーカーをご利用でしたら、ブレーカー交換をご検討ください。漏電ブレーカーは分電盤に設置されていますので、まずは分電盤を見てみましょう。
分電盤のチェックは、ご家庭でも行うことができます。まず分電盤の場所ですが、玄関の入り口やキッチンの上部に設置されていることが多いです。見つけましたら、分電盤を触ったり見回したりしましょう。異常な高温になっていたり、イオンや変色などが発生していたりする場合や要注意です。また、古いものでは分電盤に漏電ブレーカーが付いていないこともあります。これらの分電盤はすぐに交換したほうが良いでしょう。
ブレーカーの劣化は、使用環境によっても進行速度が変化します。温度や湿度が高い場所、油煙やホコリが多い場所などは要注意です。そのような場所に設置されていましたら、13年経つ前にブレーカー交換をご検討ください。その作業は無資格者が行えるものではありませんので、当サイトよりご相談ください。