電気工事の際に必要な資格に電気工事士というものがありますが、この資格には第1種電気工事士と第2種電気工事士という違いがあります。この違いはどのようなものなのかについて今回はご説明したいと思います。まずどちらの資格が上位なのかというと、第1種電気工事士の方です。こちらの資格の方が作業範囲が広くなっています。第1種電気工事士の有資格者が従事できるものは、自家用電気工作物のうち最大電力500キロワット未満の需要設備の電気工事と一般電気工作物の電気工事です。ビルや工場にあるような大型の電気設備を扱える資格であり、なおかつ普通の住宅にあるような電気設備も対応範囲に入っています。対して第2種電気工事士は一般住宅の電気設備のみを取り扱うことができるものです。漏電修理を依頼する場合は、漏電修理が必要な場所がどれくらいの規模のものであるかを考えて業者に依頼をしましょう。ビルの作業を依頼したい場合には第2種電気工事士のみしか取得していない業者である場合は、漏電修理が無理な場合があります。一般の住宅であれば第2種電気工事士でも問題がないのですが、ビル、工場など大型の設備を導入している施設の場合は第1種電気工事士の資格を取得している業者を探しましょう。そうでないとせっかく漏電修理を依頼しても、対応できない場合があるからです。